【研修報告】社会人、組織人としての自分づくり

『社会人、組織人としての自分づくり
~かけがえのない人生を豊かに生き会社で
 必要とされる社員になるために~

 

講師

公益財団法人 日本生産性本部 メンタル・ヘルス研究所
研究主幹
根本 忠一(ねもと ただいち)

平成29年3月9日(木)京都にて開催

 

【講師プロフィール】

公益財団法人 日本生産性本部 メンタル・ヘルス研究所 研究主幹、文部科学省うつ病研究会 委員、日本産業カウンセリング学会 理事、一般社団法人 産業保健法学研究会 理事、日本産業カウンセラー協会認定シニア産業カウンセラー

1982年明治大学卒業後、民間企業を経て、1988年に(財)日本生産性本部入職。ほぼ一貫してメンタル・ヘルス研究所で、企業調査を通し産業人のメンタルヘルス研究に従事。企業以外にも労働組合や自治体、生協等にも関わる。調査分析とともに講演や執筆活動も行う。

エッセイ「心の医療を託す人」で第13回GE横河メディカルEssayコンテスト 審査員特別賞 受賞2000、論文 「いのちに資する労働組合運動のために」で、ゼンセン同盟第5回山田精吾顕彰会論文コンテスト 入賞 2002、論文「メンタル・ヘルスの指標を用いた組織活性化の試み」2011で全日本能率連盟賞 受賞2012

著作に 「ホワイトカラー問題と企業組織の活力」『現代のエスプリ』№332「組織の健康」1995 、「企業内教育とカウンセリング・マインド」『産業カウンセリング入門』〔改訂版〕(共著)2007、連載「たくましくしなやかにともに誇り高く」CO-OP NAVI日本生協連合会2009~2011、単行本「今を生き抜く 幸せに働き、喜んで生きるための36章」(コープ出版)2012、「現場視点でのメンタルヘルス対策の現状と本質的課題」『日本の人事部LEADERS オピニオンリーダー100人が提言』2013、生産性新聞「ストレスチェック制度義務化が問う職場の今」連載2015

 

【研修を終えて】

変化の激しいストレス社会を企業人としていかに生きるかを若手世代に投げかけるセミナーです。

「何のために働くのか」という自分の基軸をつくることがストレス耐性を高めることになります。普段意識しないこのテーマに古いことわざや心理学者の言葉を交えながら、演習やグループワークを通しで参加者同士の気づきを深め、思いを共有してゆきます。

また一方で、セルフケアを中心にストレスコーピング(対処行動)の簡単なチェックをしながらストレスへの気づきや向き合い方も学びます。

 

この研修は、働くことの厳しさの中を生きる自分の基軸づくりに重点を置き、自己効力感(何かが出来るという確信)や有用感(自分が何かの役に立つという実感)を味わい、人に大切にされること、生きていることの素晴らしさを実感できるまで掘り下げていきます。

自分軸を確立し豊かな人生を生きることが会社からも必要とされる、自分軸を強固にすることでお客様満足が得られ職場環境が向上する、つまりは個人の成長はその人自身のみならず企業の成長につながるという個人と企業の相乗効果をもたらすということなのです。

「ストレスを悪と捉えるのではなく自分を大切にしたい」「対話することが大事だと感じた」「自分の成長の為に言い訳しないで自分と向き合いたい」等受講者から前向きな感想が聞かれる充実した研修でした。